弊社釧路工場では、規模に応じて適切な高効率自然冷媒冷凍機 NewTon(前川製作所製)を導入し、冷却設備の消費電力削減、および、エネルギー由来のCO2排出量削減に配慮しております。
また、自然冷媒に対応していない設備については、低温暖化係数の冷媒を採用した冷凍機を導入し、温室効果を低減できるよう配慮しております。
一部、低温暖化係数の冷媒に対応していない機器があり、それらは従来の冷媒(代替フロン)になっております。
加熱して仕上げた商品を急速冷却したり、ハンバーグ用に形を整えたパティを急速に凍結したりするためには、非常に大きなエネルギーが必要です。
菌が繁殖しやすい温度をできるだけ早く通過させたい、美味しさを早く閉じ込めたい、鮮度の良い状態で凍結させたいといった私たちの願いを叶えるには、環境への負荷がかかってしまうのが現状です。
冷やすためには『冷媒』の存在が欠かせませんが、選択する冷媒次第で環境負荷を軽減できます。
弊社釧路工場では“地球温暖化係数(GWP)が1500以下”の冷媒を中心に機器を選定し、冷却する規模に応じて適切に配置しております。
私たちのような食品工場で通常使用されている冷凍冷蔵ユニットの環境影響度の目標値は“地球温暖化係数(GWP)が1500”と定められています。
地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)とは、それぞれの温室効果ガスが持つ温室効果の程度を示す値で、二酸化炭素を1とした時、その他のガスがどのくらい温暖化に影響するかを相対的に表しています。
参考(従来の冷媒、弊社第二工場) R410A:2090 (不燃性)
参考(弊社本社工場) R404A:3920 (不燃性)