川島食品では、日ごろから弊社が行っているHACCPに基づく衛生管理を、東京都食品衛生自主管理認証制度を利用し、
第三者機関に評価して頂いています。
その結果、東京都食品衛生マイスターの都認証を頂き、HACCPに基づく衛生管理を「見える化」させております。
衛生管理については認証取得がゴールではありませんので、これからも従業員教育を通じ衛生管理の徹底および向上に努めてまいります。
東京都には、衛生管理に積極的に取り組む飲食店や食品製造工場などを「東京都食品衛生マイスター」として認証する「東京都食品衛生自主管理認証制度」があります。食品衛生マイスターの証である「認証マーク」は、皆さんに安全な食品を提供する東京の「食べる」を守る施設の目印です。 東京都福祉保健局webサイト
川島食品では取組をマニュアル化し、記録をつけています。記録をつけている主なものを紹介します。
異物混入が見分けやすい青色まな板を採用しました。このまな板は、90℃60分という推奨消毒条件やSIAA認証の抗菌性能を満たしたもので、HACCP対応品でもあります。
あらかじめまな板にカラーライン加工を施し、使い分けをするのに誰がみてもわかりやすい環境にしています。
使用する包丁は番号を刻印して管理しています。TOJIRO Pro DPコバルト合金鋼の包丁やTOJIRO Colorモリブデンバナジウム鋼の包丁を採用し、いずれもHACCPに対応した包丁になります。
作業場に設置している照明はLED照明を採用しています。照明本体はポリカーボネートのため、耐衝撃性にすぐれ割れにくく飛散しにくい照明になります。
異物に気づきやすくするためには照度も大切な要素です。壁面照明を設置し、部屋全体が明るい作業場環境です。
手洗い石鹸とアルコールは非接触型のディスペンサーを採用しています。
手洗い後はペーパータオルで水気をふき取り後、乾いた手にアルコールを噴霧して手洗いをしています。温風で乾かすタイプより、よりスピーディーに、そして確実に水気を飛ばせるために弊社ではペーパータオルを採用しています。
作業場に入室する際は、手洗いのあと、アルコール消毒をしなければ入室できないようになっています。
作業場内の側溝やグレーチングはステンレス製のものを採用。曲面加工を施し、正確な水勾配を確保することで残渣がたまりにくくなっています。 側溝から集められてくる排水が集まる集水桝にはHACCP対応桝を採用し、こちらも側溝と同様の曲面加工を施し、着脱トラップ方式により清掃のしやすさにも配慮しています。
どうしても汚れてしまう長靴はこまめに洗う必要があります。体をかがめながら洗うため、なるべく体に負担がかかりづらく洗いやすい洗い場を特注でオーダーし、設置しています。
扉上部の桟は斜めカットのものを採用し、ホコリがたまりにくく、また、清掃が容易な形状のものを採用しています。
工場内入室の際は、従業員しか知りえない暗証番号で入館します。また、作業場や外部にはカメラを設置し、フードディフェンスにも取り組んでおります。
外部から前室、前室から室内と二重にユニフロー社製リブ防虫オプトロンのスリットカーテンを設置しています。外部から侵入する害虫を予防すること、室内の冷気が外部へ逃げるのを防ぐことの効果を高めるために二重設置しています。また、今回グリーン色の防虫カーテンを採用しました。オレンジ色の防虫カーテンに比べ、グリーン色の防虫カーテンは日中に活動する虫により有効と言われております。弊社の営業時間は日中のため、防虫により効果のあるグリーン色にいたしました。